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結べるギリギリ?! or ショートボブ?! 迷っている方必見!!長さでのイメージの違い。

こんにちは!!トップスタイリストの永江です。

 

最近はまだまだ猛暑が続いていますが、美容院に来ていただくお客様もこの暑さでバッサリ切ろうか迷っている。
というお客様が多いです。

 

 

でも大体の方が、

ギリギリ結べる長さに切りたい(結べる選択肢も残しておきたいというケース)

アゴ下くらいの短いショートボブくらいが良い(似合う方が良い、変化を楽しみたいというケース)

で迷っている方が多い気がします。

 

どちらにしろバッサリ切るケースの場合。
いつも自分はお客様が
今どんな気持ちで、
どんな生活環境で、
普段スタイリングをどれくらいされているのか、
どんなきっかけ(理由)で今髪を切ろうと思っているのか。

 

などを加味した上で、骨格や、髪質、全身のファッションとのバランス(好きなテイスト)などからオススメのヘアスタイルを考え提案させていただいています。

 

 

今回の記事も、最近アカデミーのセミナーでロングヘアからバッサリとボブにカットさせていただいたモデルさんのケースをみながら結べる長さと短めのボブどちらにするのが良いのか。をどんな理由で決めたのかについて解説させていただきます。

 

まずはモデルさんのビフォアーから。
今回のモデルさんとお話ししてわかったこと

 

・専門学校1年生
・今まで短くすると言っても鎖骨くらいまでの長さしかない
・イメージを変えたいと思っている(とはいえやったことない長さに対しての不安もある)
・ウルフのような軽いヘアスタイルは抵抗がある→元々髪がぺたんとする髪質なので適度な重さがある方が好き
・普段アイロンでスタイリングしている
・自分に似合う髪型を模索中
・普段はふんわりとした女性らしいファッションが多い。
・夏休みになったばかりでウキウキしている

 

話してみて感じたことは夏休みに入ったことなどもあり、変わりたい!新しい自分になってみたい!という気持ちではあるけど、不安な気持ちもあるという印象でした。

 

 

ドキドキ感がこちらにも伝わってくる様子。
(バッサリ切るときは誰でも緊張しますよね。。。)
なので今回は一度やったことのある鎖骨の長さに切ってから、モデルさんに安心感と本人のもう少し切りたいかどうかの意思を確認した上でさらにカットしていくという方法をとることにしました。

 

 

ちなみに鎖骨くらいの長さのミディアムヘアの良さはなんといっても

ロングよりはスッキリ感もあって変化も感じれるのに結ぶこともできると言うこと。

ミディアムはどことなく大人っぽさも感じさせやすい長さだと思います。

 

 

ただ、モデルさんも一度やったことのある長さなので。今回は切ってみてモデルさんの表情などからもっと変わりたいという意思を感じました。

 

さらに切る。
ボブにするといっても。

どんなボブにするのか。

ボブは長さが変わってくることだけでも女性像は大きく変わってきます。

 

ここからは女性像を踏まえた上で自分がモデルさん自身により似合うボブを理由を説明しながらカットしていきました。

 

今回のヘアスタイルにした理由(ポイント)

 

・ただ女性らしい可愛らしいボブではなく大人っぽさのあるボブにすること。

→専門学校1年生だと言うことも考えて一歩先の大人っぽく洗練された部分をほんのり加えたい。

・ファッションが女性らしいのでヘアスタイルでは外ハネのスタイリングなどでクールな部分をほんのり加えること。(印象をミックスすることでその人らしさが際立つ)

・今までやったことないヘアスタイルになることで、新しい価値観を体感して欲しい。

→(メイク、ファッションなど自分に似合うという価値観の幅を広げるきっかけになることもあります。)

・首筋や輪郭など横顔がとても綺麗な印象だったので顔、肌感を出してもっとモデルさんの良さを生かすこと。

・普段スタイリングも良くすると言うことなので、アイロンのポイント、スタイリング剤でのアレンジのバリエーションなどをなるべく丁寧に伝えることで新しい髪型を楽しんでもらうこと。

 

 

といことで今回のヘアスタイルの仕上がりはこんな感じです。

 

ちなみに途中経過も含めて長さの比較はこんな感じ。

顔の見え方、肌の出方(明るさ)、髪のボリュームなど

同じモデルさんでもカットだけでも印象がそれぞれ異なりますね!

 

ヘアスタイルには正解はなくて、自分が提案したことも一つの考え方にすぎません。
実際、モデルさんの気分が違えばまた違ヘアスタイルを提案していたと思います。

 

人が変わればその人の気分、スタイルに合うヘアスタイルも変わってきます。

 

お客様自身の今の気分に寄り添ってヘアスタイルを楽しんでいただきたい。

 

そんなヘアスタイルを一緒に考えていきましょう!