夏の暑さによって身体だけではなく、髪の毛も疲れているんです。
カラーリストの川口です。
まだもう少し暑さは続きそうですが、みなさま夏バテにはなっていませんか?
暑さで少々だるさを感じる方もいるのではないでしょうか?
今日の記事は長くなりますが、読んでいる方の中で悩んでいる方がいらっしゃると思います。
そんな方に最後まで目を通していただければと思います。
この夏に疲れを感じているのは、身体だけではないのです。
実は紫外線や水によって髪の毛はダメージをしているんです。
そのダメージの5つの原因はこちら👇
❶紫外線
❷シャンプー頻度の増加
❸海
❹プール
❺髪の毛を明るくする
これら5つが夏ならではのダメージの原因とされています。
❶紫外線
紫外線によってダメージを受けるのは肌だけではないのです。
紫外線によってキューティクルの損傷、毛髪成分であるタンパク質が流出しやすくなる、そしてメラニン色素の分解による髪の毛が明るくなる、このようなことが髪の毛でおきているのです。
もちろん帽子、日傘などで日に当たらないに越したことはないですが、プールや海水浴ではそうもいかないですよね。
❷シャンプー頻度の増加
汗をかく、海水に入る、プールに入るなど、髪の毛を日に2回3回と洗いたくなる季節です。
それに伴い、うまれるのが化学的ダメージと物理的ダメージ。
界面活性剤に触れる毛髪の成分は流出してしまいます。日々使用するシャンプーはアミノ酸系などのシャンプー剤がおすすめです。
そして髪の毛が濡れている状態で擦ることで摩擦によるダメージを受けます。
シャンプーの時、そしてタオルドライの時、その摩擦する回数が増えれば増えるほどダメージの蓄積になっているのです。
❸海
海中に存在する金属イオンが髪の毛に付着し、かつ紫外線を受けることでダメージがすすみます。
海水浴のあとはしっかりとシャンプーして余分なものを洗い流すことが大切です。
❹プール
塩素濃度の高い水に長時間さらされると、キューティクルが損傷します。
退水後はシャンプー剤で洗い流してあげることが大事。
でも今は、どこの施設でも滞在時間を少なくするためにシャンプーすることは禁止されていると思うので、帰宅と同時に行うようにしましょう。
❺髪の毛を明るくする
「夏なんで、髪の毛を明るくしたいです」
みなさま、1度くらいはこのセリフ言ったことありますよね。
そうなんです、全体の5割くらいの方々が夏前には明るくしたいと言っているような気がします。
これはあくまで自分調べな統計になります。
以上夏のダメージの原因になります。
参考文献:新美容出版(株)経営とサイエンス9月号
「なんとなく」では知っていたと思いますが、原因を知ることで対処もできます。
とはいえ、今年は海やプールにもなかなか行きずらいときではありますが、
今後の夏のためにも知っておいて欲しいなと思います。
足りなくなったものを補うことで、ダメージを補修し
ごわごわやざらざらをなくし、ツヤのある髪の毛を秋にむけて楽しむことができるのです。
ここで今後年末までのダメージ改善プランの提案になります。
あくまでピンポイントではないです。
夏前に明るくして、かつ夏のダメージを受けた方全般に対しての提案です。
9月に来店→
ややおちつきめのカラーにトーンダウン(こうすることで髪の毛への負担を軽減できます)
サロンでトリートメントを行い、紫外線によるダダ漏れになったタンパク質を補い流れでないようにコーティングします。
時間がない方はホームケアの商品を。
ダメージ、髪質に合わせたものを担当スタイリストに選んでもらいホームケアを徹底的に行う。
サロントリートメントして、ホームケアもしっかりやると秋冬、ツヤ髪は間違いなしです。
そして…次
11月に来店→
毛先の方が少しだけ黄色みを感じるくらいに褪色している可能性あり。
今回も暗すぎず、肌色が綺麗に見えるくらいにトーンダウンを。
ホームケアのおかげで手触りは少しだけ改善できているのでは。
できればサロンでのトリートメントしましょう。
12月、年の瀬での来店→
髪の毛の褪色も落ち着いている頃。
艶やかな髪の毛になっていると思います。
乾燥が気になる頃だと思うので、引き続きトリートメントすることはお忘れなく。
こんなことを言うと、
「サロンでトリートメントをしてほしいための誘導でしょ!」
と思われそうですね。
でもサロンでのトリートメントが効果絶大なのです。
ここ最近のサロントリートメントの目覚ましい進化は、必ずみなさんの気になるダメージの悩みを改善してくれると思います。
その新しいトリートメントの話題はまた今度にします!